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2006年10月15日 (日)

ローリング・ストーンズを知らない世代

9月中旬から、夏休み前に通っていた大学の中にあるESLから単なるランゲージスクールに転校しました。毎日2人の先生が教える英語文法とスピーキングを、またもや20代前半の8割がた韓国人と日本人の若いクラスメイトと受けています。

ニューヨークでの学生生活も大分慣れましたが、この30歳以上も年下のクラスメイトと机を並べるって結構ストレスになるんですよ、ほんとにDown_2

今は2人の先生のゼネレーションが私に近いので、時々先生が“これ知っているだろ”って言いながら口ずさむOnpu_3 世界的に知られた懐かしい歌や俳優そして映画のタイトルに、唯一頷いてあげられる良き生徒となっています。

特に40代半ば(たぶん)のスピーキングの先生“アダム”は5年間日本に住んだことがあり、しかも奥様は日本人。とても話上手で広範囲な知識を持ち、生徒に質問された新しいフレーズやワードを説明する時、誰もが理解するだろう人名や出来事を取り入れてはオモシロ可笑しく話してくれますNikoniko_5 。かなり独断と偏見が強いですが。

アダム曰く “このクラスは質問が多いのでラクだ” そうです。生徒の質問に答えているうちに授業が終わってしまうからです。でもその質問に泣かされた日もありました。

時代遅れの人や事を“dinosaurs 恐竜というのですが、これを説明する例文として 

The Rolling Stones are dinosaurs right now.” とアダムが言ったら、22歳の韓国人の女生徒が真顔で ”What’s the Rolling Stones ?”って聞いたのです! かなり変わった生徒も教えてきている彼ですがこれにはまいったようで, 私の席の前まで来て “ミツエー!ウウウゥ・・・”って泣いていましたArya 。私もこの質問には目点になっちまいました。

それでもっとびっくりしたのが、アダムが“エ、エ、エー!今の20代ってローリング・ストーンズ知らないのー?”って言うと、日本人の男子生徒が“僕見たことあるよ、彼らの顔と名前をTシャツで ・・・だって。因みにこの男の子、ミュージシャンになりたくてニューヨークに来ています。

これって単にゼネレーション・ギャップといって片付けてよいものなのでしょうか?

そういえば文法の先生“ケビン(50代だと思う)”はビートルズの名前を例に出した時、“ほら、あのジョン・レノンやポール・マッカートニィのいたグループだよ!”って説明していたのを思い出しました。でも昨日の授業でだ~れもバーバラ・ストライザントのことを知らなかったのにはショックを受けていたみたいですね。私はこの時、ビートルズは皆知らなくて、バーバラのことは知っていて当然と思っている同世代のケビンにびっくりでした。

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2006年10月 1日 (日)

この夏を振り返って・・・

10月1日

この夏を振り返って・・・

8月1日から1カ月間のブログお休み宣言から2カ月が経ってしまいました。
英語でものを考え、話す、日本語禁止期間でしたが、いくらニューヨークにいても長年体に染み付いた母国語の“日本語で考え、話す”を“英語で考え、話す”に切り替えるのは至難の業と自覚しました。何でも新しいことをするのは若いうちですね・・・。

あ、なんだかネガティブな話になってしまったので、ここでニューヨークならではの情報をお届けします。 といっても新しいことではないのですが、この夏日本からやってきた家族やこちらで知り合った友人と行って、初めて出合った印象深い美術館や作品、そしてジョン・レノンのメモリアルです。

チェルシーにある、美術館のように大きなギャラリーで初めて“リチャード・セラ”の生の作品に出会い、久々にアートから受ける感動を覚えました。どうしてももっと彼の作品が観たくて、彼のよく知られた巨大な作品が展示されている美術館「Dia:Beacon http://www.diacenter.org/bindex.html 」に友人に連れて行ってもらいました。グランドセントラル駅から出ているメトロ・ノース電車で北に1時間半くらい行ったところにあるのですが、昔工場だった建物を美術館に改装したそうで、かなり広く、だから他の美術館では見ることのできない大規模な作品に出会えてこれまた感動ものでした。他に展示されている作家はアース・ワークのロバート・スミッソン、アークヒルズにある巨大な蜘蛛の作家ルイーズ・ブルジョア、よく知られたところではアンディ・ウォフォール、そして日本人のオン・カワラなど。この近くの大学を出たアメリカンの友人曰く、秋はメイプルの葉っぱが紅葉して、それは美しいそうです。10月、11月にニューヨークにいらっしゃる方、必見ですよー!Wakuwaku_5

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マンハッタンから電車で1時間半のところにある美術館“Dia”のリチャード・セラの作品

ニューヨークといったらメトロポリタン美術館。こちらの人がMet(メト)といっているこの美術館はいまさらご紹介する必要もないくらい有名ですが、久々にセントラル・パークが一望できるルーフ・ガーデン・カフェに出てみたらワニが天に向かってアングリ口を開けている彫刻に遭遇。背中にはフォークやナイフがたくさん刺さっていてとても滑稽な作品でした。晴れている日はここでビールやワインが飲めるので、広すぎるメトの鑑賞に歩き疲れたら、ここへ上がってワイン片手にボーっとワニ眺めるのもいいかも。

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メトロポリタン美術館のルーフ・ガーデン・カフェで怒っていたワニ

セントラル・パークを東側から西側に散歩しながら横切ってアメリカ自然史博物館に行こうということになりました。西側の出口正面には、あのジョン・レノンが住んでいてそして殺されたダコダ・ハウスがあるのですが、通りに出る前の小道にジョン・レノンの円形メモリアルが埋め込まれてありました。誰がしているのかバラの生花Rose_3 が彼のメモリアルに散りばめられていたのが印象的でした。中央には“IMAGINE”と書かれていて、彼の肖像が彫られているあたりに木漏れ日が落ち、とてもきれいでした。 

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ジョン・レノンのメモリアル

私が最も愛するアメリカ自然史博物館。30歳の時に初めて訪れてから何度も来ているので初めての出会いはなかったのですが、相変わらず釘付けになった“イルカ”とそれに“梟がいる森”のジオラマが美しかったのでまた撮影してきてしまいました。色がもっと美しいのですが何せ7年前に購入した素人向けデジカメ Camera_3 なのでフラッシュをたかないのでかなり赤が被っちゃっています。

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アメリカ自然史博物館のジオラマ

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大海原を群をなして泳ぐイルカと梟のいる森の景色

アース・ワークで有名なロバート・スミッソンは子供のころから自然や芸術に興味を持ち、この博物館に頻繁に訪れたとのことです。だからコンテンポラリーなアートが好きな方もここに一度いらっしゃるのをお勧めします。また世界各国の原始時代からの人間の生活様式も紹介されていて、ファッションに興味がある方にも面白いのでは。私は初めてここに来たのはファッション誌の編集をしていたころで、ファッションの原点を見た気がしました。

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