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2006年11月29日 (水)

5ドルのパッチワーク・クロシェット

11月29日

Handmade_patchwork_crochet_002_2

黒、ベージュ、茶をベースに編み込まれた3枚のパッチワーク・クロシェット。
元々は布で作ったパッチワーク・キルトと同じように、余った毛糸を四角く編んでつなげていき、
毛布やコート代わりにしたアメリカならではの手芸品です。

自宅からイースト・ハーレムの116ストリートとファーストアベニューの角にあるシティバンクに行く途中、古着や雑貨を売っているお店があります。

かなり年期の入った服やおもちゃ、そして家具が店先に並べられているのですが、どれもレアものでもなければアンティークでもありません。

誰がこんなもの買うのかしら、なんて思いながらいつも通りすぎていたのですが、ある夏の日、その店先に、定番柄ではありますが、難色もの毛糸で編まれたパッチワーク・クロシェットが大きなダンボール箱の中に投げ込まれていました。5枚ぐちゃぐちゃに折り重なって。

わぁー可愛い!と思わず近寄って、ダンボールの中から引き出して見ていると、店の奥でシスターが優しい微笑を私に投げかけているのに気付きました。

なるほど、このお店はチャリティで集められたものを安く売って、教会の運営に役立てているわけで、だから営利目的で開いている古着屋さんとは違う、埃くさいままの服や雑貨が無造作に置いてあるのね、と私はシスターを見てはじめて納得。

5枚のキルトのうち2枚はどう見ても廃棄処分寸前といった味を出していましたが、後の3枚はもちろん薄汚れてはいたものの、まだ毛玉もできていないし、その鮮やかで可愛い色の編み込みがなんとも魅力的でした。

シスターに“1枚いくらですか?”って聞くと “5ドルよ” という返事。5ドルはちょっと高いんじゃないの~、どう見ても3ドルってとこよね~、ウール100%じゃないし(たぶんポリエステル混合)、かなり使い込んでいるみたいだし・・・と心の奥でつぶやきながら、再度品物チェックしていて気が付いたんです・・・

そうだこれは教会のドネーションになるんだ。神様にディスカウントを要求するなんて罰当たりなことはできない、と思い素直に3枚15ドルで購入。夏のたまらなく暑い日差しの中を、ボランティアのヒスパニックのおばちゃんが3枚一緒に入れてくれた今にも切れそうな大きくて薄いビニール袋を担いで帰ってきました。

その日ランドリーで洗濯し、アイロンを掛けてクローゼットにしまっておいた3枚のキルトをやっと使える季節になりました。

先週のサンクスギビングディにはじめてクローゼットから出し、そのうちの1枚をソファに掛けたり、膝に掛けたりしていたらやけにそこで本が読みたくなってしまい、それも日本語の本が。それで今日からサンクスギビング・ホリデーだし、外も雨だから日本語本を読んでもOK・・・ってなんだかわけのわからない理由で自分を納得させ、結局4日間あった連休のほとんどをソファにねっころがり、キルトに包まって一年ぶりに日本語の本を読んでいました。ということは英語の自習をまったくしなかったわけです。

お陰で月曜日のランゲージスクールでは結構辛いものがありました。

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